それでは具体的なルールブックの読み方の説明に入ります。
まずはルールブック①改訂版から。
7P~26Pの「はじめに」、特に20P~23Pの「ゴールデンルール」をしっかりと目を通して理解しましょう。
「ゴールデンルール」は、数々の先人達の屍によって築かれた「TRPGと言う遊びをより楽しくするため」の手引きが書かれています。
これは”必ず”守ってください。楽しむ為の遊びで嫌な気分にならない/させない為に絶対に必要な行為です。
心構えは出来ましたか?
では、ルールブック①改訂版を読み進めていきましょう。
次にキャラクター作成ルールと行きたい所ですが、実は38Pから記載されている「クイックスタート」ルールを使えば、複雑なキャラクター作成をする事なくゲームが始められます。
一番最初はクイックスタートで、出来合のキャラクターを使うのがお勧めです。
なので、28P~34P、38P~61Pに目を通しましょう。
その次に78P~157Pのスキルデータですが、これは貴方がゲームマスターをやるのでは無い限り、クイックスタートで選んだキャラクターが持っているスキルの説明に目を通しましょう。ゲームマスターならば、出来るだけ全部読みます。
選んだキャラクターのデータが確認出来たら、次に進みます。
203P~294Pのルールセクションはプレイヤー/ゲームマスターにかかわらず必読です。
ここには、ゲーム中に何が出来るか/何を行うか、それをどう処理するのかが全て書かれています。気合いを入れて読んでください。
なに、そんなに難しい事は書かれていません。
ここに記述されているルール以外にも追加ルールはありますが、この90ページに書かれた事が全ての基本になります。
まずは覚えようとしなくて良いので、何処に書いてあるかを把握する位を目標に読んでいきましょう。
行為判定や戦闘のルールは把握できましたか?
よく分からなくても、実際に何回か遊んでみれば慣れると思います。何事も経験してみましょう。
それでは最後に、295P~320Pのワールドセクションを読みます。
これから遊ぶ世界がどうなっているかの設定が記載されています。プレイヤー/ゲームマスターにかかわらずここも必読です。
最後に、貴方がゲームマスターを担当するようになった場合、321P~368Pのゲームマスターセクションをじっくり読んでください。
プレイヤーであるならば、読まなくても大丈夫です(読んでも損になることはありません)。
さて、ルールブックを一冊読んできましたが、いかがでしたでしょうか。
実は「ルールブック①改訂版」だけでもゲーム自体は問題無く遊べます。
一度に沢山の事を覚えるのが大変、と言うのであれば、「ルールブック①改訂版」の範囲だけで遊んで見ることをお勧めします。
最後になりましたが、TRPGは一人では遊べません。そして友達はお店に売っていないのです。
まずは趣味が似ていて親しいお友達に
「こんな面白いゲームがあるんだけど……」
等と言って誘ってみる事から始めましょう。最低5人(自分含む)、どうしても無理なら4人でも何とか遊べます。
「誘える友達がいない……」
と言う方でも最近はネット上でのオンラインセッションなどありますので、遊ぶ事自体は不可能では無いのですが、面識の無い人とはちょっと……と言うのもごもっともですので、やはり最初は身近な友人達と遊ぶのが無難と思います。
とは言えそれも難しいと思いますので、ルールブックの説明がひととおり終わりましたら、は少人数でも遊べるやり方を説明して行こうと思います。